西武鉄道は、訪日外国人専用の「SEIBU 1 Day Pass + Nagatoro」を期間限定で日本人向けに発売します。
西武線全線(多摩川線を除く)と秩父鉄道の野上駅・長瀞駅〜三峰口駅間が1日間乗り放題となるおトクなきっぷです(フリー区間の路線図は下図を参照)。特急電車および秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」などに乗車する場合は別途料金が必要です。通常は訪日外国人の方にのみ発売される商品ですが、2021年10月1日(金)〜11月30日(火)に限り日本人の方も購入ができます。
「SEIBU 1 Day Pass + Nagatoro」は、外国人旅行者に日本の「鉄道みやげ」として楽しんでほしいという観点から、昔ながらの硬券デザインとなっています。そして何よりの利点は、大人1,500円・小児750円という外国人向け商品ならではの格安な価格設定です。池袋駅〜長瀞駅間を往復乗車(大人普通運賃2,540円)するだけでも1,040円おトクです。また、通年では発売されていない西武線全線のフリーきっぷを兼ねている点も特長です。
ところで、西武鉄道では通年でおトクなきっぷ「秩父フリーきっぷ」を発売しています。西武線発駅から西武秩父駅までの往復乗車券と、芦ケ久保駅〜西武秩父駅間および秩父鉄道(野上駅・長瀞駅〜三峰口駅間)の乗り放題きっぷがセットになっています。池袋駅からの発売額は大人2,350円・小児1,180円です。「秩父フリーきっぷ」には協賛施設・店舗の割引特典が付いており、有効期間も2日間なので単純比較はできませんが、「SEIBU 1 Day Pass + Nagatoro」はさらに手軽に日帰り旅行を楽しみたい方に適しています。
駅窓口や券売機での取り扱いはなく、インターネット等によるオンライン発売が行われます。JTBが提供する電子チケットプラットフォーム「Webket」が活用されており、西武鉄道Webサイトのほか、「ジョルダンクーポン」「JTB」の各Webサイトおよびコンビニエンスストア(ファミリーマート、セブン-イレブン、ローソン、ミニストップのマルチメディア端末設置店)でも購入ができます。発売開始は10月1日(金)(JTBおよびコンビニは10月8日(金))です。支払方法は発売箇所により異なります。
購入後に発券されるQRチケット(または予約番号)を池袋駅東口1階の「西武ツーリストインフォメーションセンター池袋」(年中無休8:00〜15:00)で提示し、「SEIBU 1 Day Pass + Nagatoro」本券と引き換える必要があります。自動改札機は利用できないため、係員のいる改札で提示して乗降します。
西武鉄道は、今しか購入できないおトクなきっぷを使って駅めぐりや紅葉狩りなど、西武鉄道・秩父鉄道沿線の秋をワンデートリップで満喫してほしいと話しています。